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下記の内容は、掲載月時点の回答です。ご覧になられる時期によっては、経済情勢や当業界における競争状況等さまざまな要因により、状況が異なっている場合がございます。

2008年

  • 最近のパソコン市場は、5万円パソコンの台頭など販売価格が下落している中、PCデポは収益確保ができるのでしょうか?

    確かにパソコンの平均単価は下落傾向ですが、当社では、ミニノートパソコンからハイスペックパソコンまでパソコンのラインナップを揃えていますので、お客様のニーズに対応することができ販売台数は増加しております。
    また、単なる物品販売だけでなく、技術メンテナンス・サポート等のサービス販売を他社との差別化の中心として取り組んでおります。パソコン販売台数の増加とあわせて、技術メンテナンス・サポート等のサービス販売も増加をしており、収益構造もこのサービス販売が約半分近くを占めております。その売上が堅調に推移していることは、私たちのビジネスに一定の評価を頂いている結果と理解しております。

    今後もパソコンの価格が安くなりお求めやすくなることで、一家に1台から1人1台へとお客様の層も広がり、パソコンの利用スタイルも多様化するほど、必要とされる技術サポートは多岐に渡るでしょう。そうなることで、専門性を得意とする当社を必要とされる方が増えてくるだろうと思っております。

  • PCデポの出店方針を教えて下さい。

    500坪以上の大型店の出店を、年に4店舗〜5店舗を目標に進めています。また、「ロードサイド」と「他家電量販店との接近戦」という立地に出店することで、お客様に郊外の利便性と家電量販店との使い分けによる利便性を図っております。
    さらに、家電量販店がインショップ方式による「パソコンクリニック」のフランチャイズ展開により、PCデポの店頭以外で当社の技術メンテナンス・サポートの提供が可能となりました。パソコンクリニックも出店を進めて参ります。
    今後は、「PC DEPOT」「パソコンクリニック」の両ブランドを展開することにより、さらなる当社の認知度向上に努めて参ります。

  • なぜ大型店化を進めるのですか?パソコン専門店で大型店出店ができる、その秘密を教えて下さい。

    商品の品揃え強化とパブリックエリア(パソコンクリニックやフリースペース)の充実を図るため、大型店出店を進めています。現在、大型店のパソコンクリニックでは、約100台のパソコンをオペレーションが可能となっており、当社が強化している技術メンテナンス・サポートをより多くのお客様へ提供ができるよう、体制を作っております。
    2008年11月に足利店(1,000坪)を開店いたしましたが、コスト面では、首都圏の店舗より販管費が安い郊外出店のため、その分大型店の出店が可能となりました。人員面でもオペレーションの効率化を図っていますので、その点からもコスト増はそれほど発生しないとみております。

  • 2008年度第2四半期の業績では「パソコンの販売台数増効果があらわれた」としていますが、その背景と要因を詳しく教えて下さい。

    2008年度の第1四半期は、マーケットにおける前年からのパソコン販売価格下落が影響し、在庫商品の価値も下がっていくという悪循環が起きておりました。
    しかし、2008年の夏以降に5万円を切るミニノートパソコンが相次いで発売されると、その手軽さや斬新さに需要が増えました。当社としても5万円パソコンの品揃えを強化したことにより、パソコンの販売台数が増加いたしました。
    また、パソコンを使用する上で必要な周辺機器やソフト、技術サービス、ブロードバンドなどの販売も対応したことにより、物品販売やサービス販売が増加し、業績全体へ波及していきました。
    2008年度下期以降も、この効果は続くものと考えております。

  • 雇用状況が悪化している昨今、御社の雇用・採用状況はいかがですか?

    当社では、従来より長期雇用を掲げております。取引先からの派遣スタッフを一部採用しているものの、専門スタッフおよび技術スタッフのほとんどは社員またはパート・アルバイトが多くを占めており、活躍しています。
    長期雇用に対する取り組みの1つとして、繁忙期には「お互い様」の精神で販売に従事し、比較的余裕のある時期には社員教育や長期休暇等のリフレッシュを推奨するというように、季節ごとのギャップを埋め、さらには各人のステップアップが奨励できるように、長く働ける環境作りに取り組んでおります。
    著しく雇用環境が悪化しておりますが、採用は継続的に行って参ります。