ご家族の未来が明るく確実になっていくことが
人材を育みます
取締役副社長執行役員金子 靖代
当社は、将来にわたって会員様とそのご家族まるごとのくらしを、デジタルで豊かにしていくことを目指しています。それは会員様の生活に寄り添って、さまざまな提案をし、生活を豊かにするお手伝いをさせていただくことに他なりません。過去の延長による行動では成し遂げられず、社員は家族のように会員様の生活を理解していくことが必要です。会員様の役に立ちたいという、心の底から湧いてくる情熱が、会員様との接点を広げ、繋がりを深めていきます。
会員様に喜んでいただき、会員様が喜んでくださる姿が社員の次のやる気へと繋がる。この積み重ねが仕事のやりがいになるのです。すでに会員様の喜びの声を受け、やりがいを実感している社員は増えており、さらにそうした社員を増やしたいと考えています。
当社では、制度や評価面での整備もすすめ、さらなる社員の満足度向上に努めます。当社の人材育成は、“会員様の幸せを追求するために、個々がどのような能力を身につけていくか”を基本に、何を大切にし、どんな行動をとれば良いかを目標設定として明確に出す、長期的な視野で社員のスキルアップを図る、資格制度を設け目指すべき場所を提示する、などやるべきことは多々あります。これらによって、社員が会員様ご家族のくらしを豊かにするという目標にまっしぐらに突き進んでいくことを、さらに加速させていくものと期待しています。
デジタルで豊かなくらしをご提案する際、家族の目線は非常に大切です。生活において何を優先するのか、いつ何が必要となってくるのかは、ご家族ごとに異なります。デジタルライフプランナーには、家族目線を大切にしながら会員様と接する能力を持ってほしいと考えています。また、社会において広範囲に活用される“デジタル”を事業の中核に置く当社にとって、人材の多様性は重要です。オールマイティに活躍することも大事ですが、得意分野をもった人たちが、それぞれの苦手を補完しながら働くことで、デジタルの多様性にも環境変化にも対応していくことが可能です。何が起きるか正確に予測することはできないいま、“ご家族のくらしをデジタルで豊かにする”ことを実現する方法は一つではなく、常に変化しています。環境の変化に対応し、事業の形を進化させていく伸びしろを常に持っておくことは大きな意味があり、当社ではそうした意識で多様性を重視した採用と人材の育成を図っていきます。
ダイバーシティの実現と女性活躍
従業員数の男女比率は、2017年度男性88.0%、女性12.0%から、2021年度には男性79.1%、女性20.9%となり、女性の管理職比率も5.6%(2017年度)から13.5%(2021年度)となっています。2030年までに女性の管理職比率を30%とするため、引き続き女性従業員の比率を高めながら、店舗やデジタルライフプランナーとしてメンバーをリードする管理職の役割を担いやすい環境を整えていきます。